いわゆる古典魔術、グリモワール(中世奥義書)の方に興味をお持ちの方も多いはず。レメゲトン、ゲーティア、ヘプタメロン、ソロモンの鍵、、、ゆくゆくはモーセ三書(五書？)とか。

　メイザースとクローリーの２人で訳したのだから最初からこれらの書物から当たればよかったのに秋端先生と江口先生に騙されて。

　中村心護先生の「護符魔術」に掲載されていたかどうか記憶は定かではないがゲマトリアとかテムラー、ノタリコンを詳しく説明している本がない。もっとも、こんなの検索や昨今のAI でも分かることかもしれない。

　プラシーボ効果であれ催眠術であれ、結果が得られるなら魔法でもまじないでも構わないのです。

　プラシーボ効果をナメてはいけません。戦時中は征露丸(後に正露丸)は万能薬足り得たことさえあるのです。

　１年間の間に「タットワの潮」の流れというアストラルエネルギーの潮流🌊があります。同様に１日の中にも微細な「タットワの潮」が存在し、１年の間に春秋分点儀式を行なわねばならないように１日の中でも魔術🪄師は日拝という修法を行ないます。

　これは東洋医学🧪でいうところの気血の流れを潤滑にし、精神と自律神経の働きを整え、昼夜のメリハリをつける大切な修法です。怠ればバランス感覚に多少でも影響が出るケエスがあるのです。

　また、礼拝の対象となる太陽🌞は、「我は朝に生まれ夜に死にゆく者なり」という言葉通りに再生と復活の象徴なのです。

　朝☀️、昼🕛、夕🌇、夜🌉の日拝を、根気強く続けることで、健康と精神的な強さを得るという一挙両得の修法となります。

　我が団では日拝に「黄金の夜明け団」が採用していたとされる唱句と諸作を採用しています。皆さんの修行🧘‍♀️生活にも必ず取り入れ、神秘の道の第一歩としようではありませんか。

神の名において支配者として四大の世界を支配している、四大の大天使と呼ばれている４人の力強い大天使がいる。彼らの名はラファエル、ミカエル、ガブリエル、ウリエルであり、キリスト教の伝統では四大の福音書の作者と同一視されている。それ故、子供の祈りの中にこういうのがある。

  四人の天使様が私のベッドを囲んでいます。

  二人は足元に、二人は枕元にいます。

  マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ様、

  私の眠るベッドをお守りください。

　魔術のヘブライ語におけるゲマトリアでは蛇とメシアは同じ数価であるという。偉大なるメシア、イエスやブッダ等はこれに当てはまるだろう。そもそも、摩訶不思議な変化(？)を神が引き起こすと奇跡となり人が起こすと魔術となる。イエスは類い稀なる魔術師であり、アデプトであったと言えよう。

　巷では様々なアデプト達がいるが、その中で先に述べたようなアデプト(メシア)がいるだろうか。くれぐれも、あまりに軽々しくアデプト(達人)やアデプタス・マイナー(小達人)を名乗ってはいけない。そのように考える次第である。

　黒魔術、白魔術師という言葉は確かに存在するが、Ｉ∴Ｏ∴Ｓ∴の学習主任にして召喚・喚起魔術の達人であるM.E.S.A は次のように言っている。「学校🏫で教える数学に青い数学や赤い数学がないように魔術に白も黒もない。問題は使う側の意図の問題である。」と。

　使う側の意図とは次のように言い換えられるかもしれない。「祈りなど例外はあるが、力が外に向かえは黒魔術。力が内に向かえば白魔術」と。結界にしろ万能章にしろ瞑想🧘‍♂️にしろ自分にかける魔術であり、ただの占いだと言いはっても他者を占うのはよくある悲劇に繋がる可能性が高い。白魔術としてよく口にされる惚れ薬は、そのような手段によって、育ちの悪い女と結婚させられたら、対象の男性にとっては黒魔術だろう。

　しかしながら、同氏は次のようにも述べる。「光と闇のバランスが大事だ。」と。白と黒はないのに、「光」と「闇」とはなんぞやと思われるので、氏の今後の発言にも注視していきたい。

　日本で一般に魔術系タロットと呼ばれるタロットが４種類あります。ひとつは、アーサー・エドワード・ウェイト(黄金の夜明け団の初期の団員だった)に寄る所謂ウェイト版(業界ではライダー版とも)で、作画はパメラ・コールマン・スミスと言う女性(女性)が担当しました。このデッキは初心(初心者)者からベテランまで愛用し、最も一般的なタロットではないでしょうか。

　もう、二つ目は「トートのタロット」で20世紀最大と言われる魔術師アレイスター・クローリーがそれまでのタロットを美しくないとして考案したカードで、あの色合いを出すには造幣局並みの印刷技術が必要だった(当時)と言っていました。作画はフリーダ・ハリスが担当し、発表会当日クローリー本人にくるな！とまで言い放ったそうです(クローリーは人間として評判が良くなかった。)。

　最後の２つは黄金の夜明けタロットです。何故２種類になってしまったかと言うと、かのイスラエル・リガルディーが黄金の夜明け団の資料を盗難されてしまい、現在は彼の記憶に基づき作製されたGolden Dawn Tarot とシセロ夫妻の手になるGolden Dawn Magical Tarot があるからです。

　実はまだもう一つ余り知られていませんが「光の侍従会タロット」(S.O.L タロット)というタロットがあります。こちらは、黄金の夜明けの団員だったダイアン・フォーチュンの弟子のひとりS.O.Lの創設者Ｗ・Ｅ・バトラーの死後誰かが考案したもののようです。このタロットについてはそれ以上は私も知らないという事でよろしくお願いします。